山イメージ

悪沢岳 3141m 聖沢登山口

 今回最後が悪沢岳です。荒川三山と言われていますが、悪沢岳は他の二山とは離れており最初ガスで隠れていたため、どれが悪沢かわかりませんでした。天気も崩れることなく気温も上がり汗だくとなりながらも頂上を目指しました。着いたときにはホッとするとともに天気が良かったこと、展望が得られたことに感謝してしまいました。
 千枚小屋では明日10時半のバスに乗りたいため素泊まりとしたところ百枚小屋と言う寝具持込専用小屋になりました。この小屋では自炊もOKなので助かりました。あとでバスの中で聞いた話なのですが聖平小屋ではバケツをひっくり返したような雨と雷で大変だったそうです。逆コースにしなくて助かりました。
 最終日は下山だけですが、樹林帯の中を延々と降りるだけです。気温が高いせいか汗がしたたりズボンまで濡れてしまうほどでした。
フレーム 大聖寺平と荒川三山
 ガスがどんどん晴れていき荒川三山の姿が見えてくると、「えー、あれを登り返すの!」と辛さが先に出てきてしまいました。
大聖寺平から荒川小屋へのトラバースがはっきり見えます。小赤石からの降りも長く息子はペースが上がりませんでした。
荒川小屋
 ここでちょっと早いけど昼食タイムとし、これからの登りに備えます。お兄さんは中岳非難小屋に泊まるため水をしっかり汲んでいました。
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フレーム 荒川中岳山頂
 ほぼコースタイム通りで稜線までの登り、前岳に立ち寄ってから中岳へ着きました。バックは塩見で雲はありますが、綺麗な姿を見せてくれています。
中岳より悪沢岳
 非難小屋でお兄さんと別れ、いよいよ本日2つ目の山、悪沢岳に向かいます。登り返しがかなり辛そうですが、あと一分張りです。
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フレーム 山頂直下より甲斐駒ケ岳
 もう少しで山頂ということころで北の方のガスがさらに晴れてきました。よく見ると間ノ岳の奥に甲斐駒が姿を現しているではないですか。
悪沢岳山頂
 山頂の看板は荒川東岳となっていますが、悪沢岳山頂です。そういえばこの山頂には南アルプス型の看板がありませんでした。他の2山より岩が多く趣が違っていました。
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フレーム 千枚小屋
 悪沢を下り始めるとガスが増えてきました。千枚岳では雨が降り始め、少し濡れて小屋に到着。受付を済ませ早速夕飯準備本日はカレーでしたが、この後さらに中学生との親子が小屋に入ってきました。この方たちは私たちの逆コースをこれから行くとのことでした。
見晴台より荒川三山
 ヘッドランプをつけ予定通りに4時半出発。そろそろ見晴台なのにと思っているとコースが二つに分かれています。登る方を進むとそこが見晴台でした。
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フレーム 見晴台より赤石岳・聖岳
 ここで朝食タイムでゆっくり景色を堪能し、地図を広げ赤石小屋のルートを探しますが途中から判らなくなってしまいました。そんなことしているうちに単独の方が突然現れお互い驚いてしまいました。
椹島
 ずーと降りかと思っていたら小石平から車道を過ぎると登り返しがあり鉄塔に着くではありませんか。大した登りではないですが、さすがに4日目で1000mぐらい降ってきた後には堪えました。
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フレーム 車窓より赤石岳
 最後の名残りか赤石岳が見えると皆が写真を撮り終えるまでバスは止まってくれていました。
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