山イメージ

塩見岳 3141m 鳥倉林道

 百名山最後の3000m超峰になってしまった塩見岳を空木岳に引き続いて登りました。天気予報では1日目は多少天気は崩れるかなとは思っていましたが、2日目は止むと言う予報を信じてスタートします。
 三伏への登りは途中から雨が降り出し散々でした。なんとか三伏峠小屋へ到着。小屋の方の御厚意で夕食の準備を小屋内でさせてもらえたのには助かりました。2階はいっぱいでしたが、1回は余裕を持って寝ることが出来ました。
 心配していましたが、翌日は予報があたり雨は止んでいたので、予定通り出発。空身なので息子のペースも上がります。本谷山でガスが晴れ、そのまま山頂までなんとかもってくれ360度の景色を見れたのはラッキーでした。この3日間、7時ぐらいまではガスも少なく展望がえられますが、そこからは時間との勝負。わずか無さで見れなくなってしまうので、今回はツキがありました。やはり早立ちは山登りの基本と改めて感じました。
 このコースですが、天狗岩と山頂直下の登り降りで落石に注意する必要があります。危ないところは鉄筋で足場があり整備されていますが、高度感はありますので慎重に進みました。。
フレーム 豊口山
 本日はテント泊の予定ですがガスが多く嫌な天気です。駐車場から向かいに見える豊口山の下を林道が通っています。山の反対側に登山口があり、30分で歩くとなるとかなり早歩きでなければ無理です。登山口からしばらく急登。下山者と多数すれ違い、これから登るのかと言われます。
塩川分岐
 豊口山間のコルを過ぎたあたりから雨が降り始め、雷も鳴り出しました。水場手前で雨具を着て、水場で4リットルの水を補給し登ります。雷は鳴り止みましたが、雨はさらに強くなります。三伏峠小屋に素泊まりとし、濡れた衣服を乾かします。
フレーム
フレーム 本谷山より塩見岳
 低気圧の通過か時折強く一晩中雨が降り続きました。朝になると雨は止み、小屋に荷物をデポ、最低限の荷物を持って塩見に向かいます。スタート時はガスが出ていましたが、本谷山の登りでガスも晴れてきて視界が良くなってきました。ここから塩見小屋までは長い距離ですね。
雲海に浮かぶ槍穂高
 塩見新道分岐を過ぎ塩見小屋への登りで視界が開け、権右衛門山の奥には昨日登った木曽駒や空木などの中央アルプスが、さらに奥には御嶽山が見えます。右手奥には槍・穂高も見えます。さらに右には千丈、甲斐駒、北岳、間ノ岳などが大きく見えます。
フレーム
フレーム 塩見小屋
 ようやく着いた塩見小屋ですが、小さくこじんまりしています。後ろには天狗岩と塩見が見え、昨晩塩見小屋に泊まった方でしょうか多数の人が降りてくる列も見えます。
塩見岳山頂
 かなりの急登を進むと富士山の出迎えで西峰の山頂に出ました。山頂は貸切状態です。すぐ隣りの東峰に移動し景色を堪能し地図を出して蝙蝠や荒川三山など南側の山を確認します。
フレーム
フレーム 山頂より仙塩尾根
 仙塩尾根の先に千丈、甲斐駒、北岳、間ノ岳が見え、息子と地図を確認しながら登山道の確認などをしていると、ガスがどんどんわいてきて、なんとか山頂からの展望に間に合ったかなと言う感じです。
三伏峠テン場より塩見岳
 テン場で振り返ると一瞬ガスが晴れて塩見岳が見えました。手前の三伏山の山頂では団体が昼食をとっているようです。私たちも三伏峠で荷物の整理と食事をして出発しました。
フレーム
フレーム 鳥倉林道駐車場
 昨日と違い帰りはコースを確認しながら下山です。1/10ずつ目印があるのですが、3/10と1/10の看板を見つけることが出来ませんでした。三伏〜塩見を軽い荷物で往復したせいか重さをずっしりと感じました。しかしそれにしてもこの林道歩きは長い!
一覧へ戻る 詳細へ

Copyright Kiyose Family